2008年7月27日日曜日

書を捨てよ、町へ出よう・・・寺山修司没後25年公演

          「 座談会 寺山修司を語る」の一場面です。
                ふしぎな縁の人達の話です。

    絵本作家の沢田としきさんの即興で描いた絵達です。
                風の祭りの常連です。

  前に、 描いているところを見ましたが、すごい迫力でしたよ。

                   描くのが早いですね。

              会場の半分を絵で覆われていました。
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                   今回のパンフレットです。

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縄文魂・・・風の祭りの26年の歩みです。
すごい内容ですね・・・いわき市の1%は観てほしい内容ですね。
昨夜、縄文魂・・・52回風の祭りが、寺山修司没後25年として
いわきのプラザいわきで公演されました。
年2回(1月と7月)の公演でしたが、
今年の1月は休演でさびしい思いがしましたが、
新たに、パワーアップをはかられたと思います。
観客も、今までの2倍近い数字ではないでしょうか。
そもそも、風の祭りとは、縄文魂(じょうもんソウル)の会員である表現者と、
企画趣旨に賛同する表現者が一堂に会し、
即興性を重視した実験的磁場において、

この現場でなければ生成できない、
固有で新しい芸術文化を南東北いわきで創造し、
広く国内外に向けて発信することを目的としているそうです。
このいわきで
26年も続けてこれたのも奇跡ですね!!
このいわきでは、快挙です!!
私達、いわゆる団塊世代の人たちは、寺山さんの影響は、
非常に大きいのではないでしょうか。
文学・演劇・映画だけでなく生き方を含めた多面的な側面に・・・・・

Ⅰ部:三上寛さんの歌を2曲オープニングに

   ・・・寺山さんの詩の「冬のホタル」はよかった。

  この後1時間くらい座談会(九条今日子さん、森崎偏陸さん、三上寛さん)
  の3人で。

  ・・・・3人とも寺山さんとは、最も近い関係の人達です。

  話で印象に残ったことを書いてみます。

  • 亡くなって25年・・・元妻の九条さんの寺山さんとのめぐりあいを書いた本に詳しいです。

    「回想・寺山修司・・・百年たったら帰っておいで」・・・デーリー東北新聞社発行

    TEL:0178-44-5111 FAX:0178-24-4619です。
  • 今まで考えられなかったこと、今まで聞かれなかった言葉の連続にびっくり。

    ・・・その時代(30~40年前)の先進性を表しているのではないか。

    →今もそれらの思想・言葉は、色褪せていない。
  • タモリの物まね・・・三上さんのほうがうまいし事実、タモリに教えたと。

    1時間でも寺山さんのものまねできると豪語。
  • 毒がないと人間は生きていけないと・・・・・毒をパワーに!
  • 寺山さんの言葉のマジック・・・・・言葉を鉄砲のごとく。(今の詩のボクシングのように)
  • 母の凄さ・・・「修ちゃんの故郷は私ですと」
  • 当時、うさんくさい、暗いと・・・・・多面性(当時は嫌われた)

    →現在は逆(多面性を持つほどよいと)


    ※寺山さんの本質:

    アート・表現はだれがやってもいいのでは!
    (ここから、フォーク、アングラ演劇が生まれた背景)

    ヘタでもいい・素人でもいい!!

    何かを表現することが大切なのだと。

    →ここに、今までの芸術家とは違う革命的表現たる姿があったのでは。


    「血が騒ぐ」・・・・寺山修司を一言で表現するならば


Ⅱ部:今回の実験のひとつ。
   寺山さんが、子供のころ、親類に預けられていて、

   その映画館の映写室で映画を反対側から見たその発想で、
   今回、寺山さんの映像を反対から映しながら、2人の演奏者による演奏が、
   非常に迫力があり、
   ヴァイオリンの弦が切れるほどの迫力ある45分の力演でした。
   映像を事前にみない演奏とのことでした。
   佐藤通弘(津軽三味線)・太田恵資(ヴァイオリン)でした。
いわきの1%が観にこれる文化の状況
を創りたいですね!!


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