2008年10月25日土曜日

いわき・ヒューマンカレッジに参加・・・いわきの中世城館Part2

              庭にバラが咲いています。
                庭の「キャラフキ」の花です。
               フキは食べることもできます。     
             庭の「たちばまもどき」の実がなっています。


             クリックして大きくして見てください。
            以下は、 中山先生のレジメ4枚です。




いわきヒューマンカレッジ いわき学部6回目
「いわきの城館」Part2 ・・・出土遺跡から見た食生活
講師は、中山 雅弘先生でした。
  1. 食器の考古学

    ①焼き物
     1)東海地方(瀬戸・美濃・常滑・渥美)
     2)中国(宋・元・明)
     3)地元産(かわらけ・皿)

    ②漆器
     材料がケヤキからブナに移行します。(戦国時代より)
     ・・・・大量生産のため。

    ③当時の物価(P2参照)・・・大工さんの手間第100文
                      現在の10,000円くらいでした。

  2. 米と雑穀の考古学

    ①発掘された田んぼ

    ②コメの分析
     インディカ
     ジャポニカ(熱帯ジャボニカ・・・・・インドネシア・タイ
            ・・・量は少ない、寒さに強い、肥料も少ない)
            (温帯ジャポニカ・・・・中国、朝鮮、従来の日本・・・量が取れる)

    ③米と雑穀・・・大豆・小豆・麦・そばが出てきます。
  3. 生ごみの考古学

    ①足利将軍の宴会の食材(10代将軍の大内家へ行った時のメニュー )

      25の御膳を出した記録が残っています 。

      メニューは貝類が中心で肉類は少ないです)。

      理由は、仏教の影響で精進料理の影響でした。
      (すり鉢利用で「肉風」に加工技術が発達した。)

    ②地方の城館の食材 (P4参照)

      かつお・くるあわび・タニシ・ハマグリ・ホッキ貝・カモ・犬・狸・いのしし・しか・
      クジラ・米・麦・・・・・・

    ③食べ物以外の動物の利用

      室町時代の甲冑などに利用されていました。


    中山先生、面白いお話ありがとうございました。


考古学で「中世の人が何を食べたか」が

わかるのですね!!


0 件のコメント: