大國魂神社で撮影しました。
今月の「なるほど歴史塾」のテーマは・・・武士と農民(江戸時代の町と村)でした。
もちろん講師は、山名先生です。テキストは、いわき市史・第9巻 近世資料 p281~p286を学習しました。
村差出帳(むらさしだしちょう)・・・天保9年7月御巡検御通行に付諸事手配覚
これは、江戸幕府より巡検史が派遣される時の、質問に対する回答を事前に拵えておく、書類です。
読んでみますと、実に細かいところまで準備の状況が書かれています。
なんと今の中央から来る時と同じことが江戸時代に行われているのです・・・・・・・
この巡検は毎年ではなく、代官の代替わりの時のようですが・・・・・・・
これらの資料を読みますと、
江戸時代の町、村の実態がかなり具体的にわかって非常に面白いですね。
※ 歴史のおもしろさとは:資料の読み込み方にあるのではないでしょうか。
資料をもとに対話をしていくところにあるのでは
ないでしょうか。
歴史のもとになったところを歩いてみる。
現場を歩いてみるところにあるのでは
ないでしょうか。
詳しくは、図書館でテキストを読んでみてください。
一部を拾ってみますと、
①税金:農民(69.5%)、藩(30,5%)と書かれています。・・定免
②増上寺大僧正、祐天上人は、新田村(にいだむら)出身であること。
③宗門改め・・・この村には、キリシタンはいませんと。
④5人組・・・幕藩体制の末端を支えていた体制(税も連帯責任)
⑤出生之男女・・・生まれたら米が与えられた。
生まれたら、亡くなったら、お寺が管理=檀家制度
など、私は気になりました。
このように、現代の私達が、江戸時代の農民の状況を古文書を通して読める、
すごいことですよね。
本当に歴史は面白いです。
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