もうすぐ90歳の母が塗りました。
塩屋埼灯台の水で、大国魂神社で完成した塩です。
浅深(あさぶか)という魚場があり、
灯台の東方1500m、水底は5メートルの海水をくみ上げ、大国魂神社の
塩焚き釜で、10時間かけて煮詰めた「塩」です。
日本人が、昔から大事にしていた
本物の味がそこにありました。
民俗学者の宮本常一さんに「塩の道」という立派な本がありますが、
「塩」は人間になくてはならないものとして古来から
貴重なものとして扱われてきました。
この時の写真などは後日書きます。
私の母(もうすぐ90歳)になりますが、敗戦後すぐ、豊間に住んでいまして、
海から海水を汲んできて塩を作った経験をなつかしく話してくれました。
「塩」をしみじみ眺めていました。
今日は「ひな祭り」の日です。
「ひな祭り」とは、五節句の一つで、上巳(じょうみ/じょうし)といわれて、
3月初めの巳の日の節句のことで、子供の無病息災をねがい、
天地の神様にお供え物をし、
お祓いをしたことに始まり、これが起源といわれています。
3月3日となったのは、室町時代といわれていますので古い習慣ですね。
ちなみに、五節句とは:
- 1月7日の人日(じんじつ)
- 3月3日の上巳(じょうみ/じょうし)
- 5月5日の端午(たんご)
- 7月7日の七夕
- 9月9日の重陽の5つで、
正式には江戸幕府が法制化しました。
2 件のコメント:
おばあさんの塗り絵、とてもきれいですね。みなさんが元気でいることで、私は乗り越えることができます。 とり
日本の風習がどんどん忘れられていきます
が、
少しでも生活に取り入れながら
季節を感じる心を持ちたいですね。
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