風情がありますが、管理は大変です。
「 #058
安藤家の踊りのこと
安藤対馬守の家には「家の踊り」というものが伝わっている。
御先祖が上様のご覧に入れたこともあって、
今でも代々この踊りを覚え習うのだという。
私の同僚の江坂某が寺社奉行を勤めていた折り、
現在の安藤公の踊りを見たことがあると語った。
至って古風なもので、五七番(※35番?)もあるのだという。
乱舞などのように見えるが乱舞とは違い、
謡の節も独特で、多くの鼓をあしらうらしい。
年若の近士達に申しつけて芸を仕込んでいるのだが、
今風の踊りでなく何から何まで古風であるため誰もが厭い嫌う。
しかし家の踊りなのだからと絶やすことなく
その業を残し置かれているのだということである。
「古雅なことであるよ」
江坂某が語った。」・・・・・・
より参照しました。
「耳袋」を読んでいてこの章に出会いました。
3巻のNO58です。
以前に、「安藤家の踊り」のことは何かの本か、
講演で聞いたかしたものですから・・・・・
感動しますね!
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