2008年3月25日火曜日

「耳袋」を読む

              大國魂神社の「茅葺の家」が修理されました。

             風情がありますが、管理は大変です。



   #058
 安藤家の踊りのこと

 安藤対馬守の家には「家の踊り」というものが伝わっている。
御先祖が上様のご覧に入れたこともあって、
今でも代々この踊りを覚え習うのだという。

 私の同僚の江坂某が寺社奉行を勤めていた折り、
現在の安藤公の踊りを見たことがあると語った。
至って古風なもので、五七番(※35番?)もあるのだという。
乱舞などのように見えるが乱舞とは違い、
謡の節も独特で、多くの鼓をあしらうらしい。

 年若の近士達に申しつけて芸を仕込んでいるのだが
今風の踊りでなく何から何まで古風であるため誰もが厭い嫌う。
しかし家の踊りなのだからと絶やすことなく
その業を残し置かれているのだということである。

「古雅なことであるよ」

 江坂某が語った。」・・・・・・
より参照しました。
「耳袋」を読んでいてこの章に出会いました。
3巻のNO58です。
以前に、「安藤家の踊り」のことは何かの本か、
講演で聞いたかしたものですから・・・・・
   感動しますね!

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