大國魂神社の百合の花です。
いわきフォーラム’90「ミニミニリレー講演会」第292回に参加しました。
「いわき総合図書館について」
・・・いわき市立図書館における平成20年度事業について・・・
講師は、館長の小宅 幸一先生でした。
市民にとって、いわき市らしい図書館をという運動を
25年以上も続けていらっしゃいました、
玉手先生の講演会を先日、ブログでも紹介しましたが、
今回は、その館長さんのお話ということで、面白い講演会になりました。
いわき総合図書館は、いわき駅前のラトブ内に昨年10月オープンしまして、
今月で8カ月がたちまして、平日で3000人以上、土、日などは、4000人以上と
以前の時代と比べますと、2倍以上の利用状況となっていますようで、
文化がお金を生む時代に入りつつあることを証明しているようです。
総括:
いわき総合図書館の機能等の基本的な考えとして
- 利用者に図書資料や情報等を効率的に提供すること。
- 施設機能等を活かした利用者サービスや事業展開に取り組む。
又、分野としまして、「児童」「ビジネス」
「地域資料」「まちづくり・行政・議会」
サービスとしまして、「レファレンス機能」「問題解決支援機能」の充実に取り組む。
以上のような方向性と同時に
「図書館およびAVに関する資料・知的情報の収集・保存・提供機能の充実」
なども重要と位置付けていますし、それに基づいて、
「おはなしのへや」「工作アトリエ」「IT機能」「検索システム」などを
提供して中央図書館の役割を果たそうとしているようです。
お話しいただきました題目だけ紹介します。
- 子供・児童に対する読書普及
- ビジネス連携の充実
(ビジネス端末の利用促進の機会創出などの新しい取り組み) - 地域資料の発掘・保存
(今回、充実が図れている機能です。)
又、「地名にみる、いわきの近代化」の発刊も10月にあるそうで楽しみです。 - 図書館レファレンス機能の向上
(今後の課題で、利用者が求める情報を提供する、
市民の役立つことを求められる機能ですので、
資料収集プラス創造力や思考力が職員に求められると。) - 市内学校・文化施設との連携事業
- 視聴覚資料収集について
- 障害者サービス
- 広報
- 地域ネットワーク化の推進
- 図書館図書リサイクル・・・今年より年3回へ
- 図書館支援ボランティアの活動支援・・・現在50名いるそうです。
- 開館1周年記念事業
などいわき図書館の多岐にわたる12のテーマ活動を紹介していただきました。
質疑も
①駅前にできましたので、利便性の向上が図られ、
だれでも気軽に利用できるようになったと。
反面、 人数が多くなったため、静けさには欠けると。
②文化が金になる時代になってきたのでは。
地域活性化の中心や起爆剤になる時代へと。
・・・アメリカのボルドーなどの例で、住みやすいまち作りへ。
③購入図書・資料の充実に関する予算について。
これから市民が要望して充実が図れるように監視も必要と。
④専門書などについての地域の大学との連携について。
など白熱した意見が出ました。
参加者も、通常よりも多かったですし・・・
小宅先生、
図書館が出来るまでに至る話など貴重な話をありがとうございました。
今後も図書館機能の充実をお願いします。
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