2008年6月25日水曜日

福島県・金融広報アドバイザー等協議会に参加


        様々な種類のアジサイが庭に咲き乱れています。


                 この種類は豪華ですね。

                 よく見られる種類です。
         肥料のやり方によっても色が変わるようです。


平成20年度 金融広報アドバイザー等協議会に参加しました。
場所は、福島市です。
この会議は、金融学習グループ(私達は、ファイナンス研究会)として、
金融広報活動を展開するにあたり、
事業方針を理解するための会議で、年1回開かれています。
Ⅰ部
平成20年度福島県金融広報委員会事業計画について(重点施策)
  1. 金融教育実践に向けての対応
    ・・・PTAへの働きかけ強化
    ・・・児童・保護者向け」HPコンテンツ「おかねのね」の利用促進
  2. 金融情報の発信力強化
    ・・・「金融広報だより」やHPの掲載内容見直しを図り、発信力を強化

    として、様々な事業計画がたてられています。

Ⅱ部

金融学習グループの活動事例発表



県内7学習グループがあり、それぞれの学習グループが、

今までの活動の報告をして、良いところを取り入れようと

活発な意見交換の場となりました。

また適切な、アドバイザーの先生からも改善提案などがありました。

いのしし君の「ファイナンス研究会」も積極的に活動内容や問題点も発言しました。

Ⅲ部(午後)

「みんなで学ぼうおかねの知識」の講演

講師の先生は、金融広報中央委員会 金融教育プラザ企画役

岡崎 竜子先生でした。

  1. 金融広報中央員会 平成20年度活動方針
  2. 金融教育、金銭教育とは・・・児童生徒を取り巻く環境なども説明。
  3. 金融教育、金銭教育の必要性について・・・アンケートを交えて説明。
  4. 金融教育のねらい、、内容、方法について・・・一番大事ですね。

    ・・・金融教育で目標とする知識や態度等

    ①働く意義と職業選択
    ②生きる意欲と活力
    ③資金管理と意思決定
    ④貯蓄の意義と資産運用
    ⑤生活設計
    ⑥自立した消費者
    ⑦金銭トラブル・多重債務
    ⑧お金の功罪
    ⑨経済把握
    ⑩社会への感謝と貢献
    ①経済変動と経済政策
    ②経済社会の諸問題と政府の役割
    ③その他の基礎的能力
  5. 学校における金融教育の進め方・・・実践内容

    ①金銭教育、金融教育の適した教科書

    ・・・小学校の例、中学校の例、高校生の例

    学習指導要領と金融教育

    ③学習指導要領改訂と金融教育(主要追加点)
  6. 実践事例、指導計画例

    ①金銭教育、金融教育に役立つ指導方法・・・様々あるのに驚きます。
    (HPでも見られます。)

    ②小学校、中学校、高等学校における指導計画例
  7. 金銭管理、生活設計、金融経済に関する基礎知識

    ①これであなたもひとり立ち・・・自立のためのWORKBOOK・・・(パンフ)
    ②きみはリッチ?・・・多重債務に陥らないために・・・(パンフ)
    ③金銭管理・生活設計の重要性
    ④利息制限法の上限金利
    ⑤出資法による制限金利
    ⑥多重債務被害の実態
    ⑦振り込め詐欺に注意!!
    ⑧悪質商法にご用心!
    ⑨クレジットカードの管理に注意

  8. 金融教育を支援する取り組み

など金融教育をめぐる幅広い内容を講演していただきました。

「知るぽると」・・http://www.shiruporuto.jp/で時々見ていましたが、

お話を聴きますと、よりリアルに理解できました。

※:


岡崎先生が話されましたように学校教育におけます金銭、金融教育の芽は、

前進していると思われますが、

今後の学習指導要領の改定・・・2011年に8次目の改定が予定されています。

8次改定におきましては、いわゆる「ゆとり教育」の反動として量、質の増加が見込まれますので、

「金銭、金融教育」関係は、縮小されるのではないかと危惧します。

戦後の学習指導要領第2次(1958~67年)第3次(1968~76年)が

量、質ともピークでそれを100としますと、

現在の第7次(2002~現在)は50%に削減されています。

第3次(100)×第5次(0.7)×第7次(0.7)=現在49%・・・約50%といわれています。

学力低下は歴然です。

・・・今の高校受験生に昔の高校受験問題をやらせた結果を見てもわかります。

それが又、国民の声に押され始めて、次の2011年の改定では、量、質とも、

増やす方向へかじを取ることになるはずだからです。

私達、国民が監視の目を持たなければ、大変なことになると思います。

必要なものは学ばなければいけないのですから・・・・

いわゆる「ゆとり教育」もアメリカ、イギリスが失敗した後に

日本が導入するという何とも高慢な教育行政をしてきたわけですから・・・・・

そんなことを考えながら、岡崎先生の講演を聴きました。

岡崎先生、多岐にわたるお話ありがとうございました。

今後ともご指導よろしくお願いします。




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