種類が少し違うアジサイです。
いわき市立美術館で、
池田満寿夫
・・・・・知られざる全貌展(2008年5月31日~7月6日)まで開催中!
その中で関連します映画、
「美しさと哀しみと」が上映され観てきました。
1965年公開で、川端康成の原作で、篠田正浩監督の松竹映画です。
音楽は、なんと武満徹、豪華ですね。
絵画作製&指導が池田満寿夫さんでした。
出演は、山村総・八千草薫・加賀まり子・山本圭・渡辺美佐子などでした。
あらすじとしては、
「大木という作家」が、昔、妻子がありながら少女「音子」を、
身ごもらせて精神をだめにしてしまう過去を持ちます。
「音子」は死産し、自殺未遂するが、画家として大成します。
一方、「大木」は、それら一連の恋愛小説で有名となります。
それから時が過ぎ、除夜の鐘を聴きに京都に「音子」を訪ねます。
そこで、出会った「けい子」に惹かれます。
「けい子」は「音子」に対する敬愛の念から、復讐を誓い、「大木」「息子」へ、
近づき、ラストの悲劇まで突き進みます。
映画としましては、川端作品の深みを表すのには成功せず、
篠田監督を思わせる映像の冴えもなく、凡庸でした。
音の武満さんと、絵の池田さんが良かったのが、ひときわ目立ちましたです。
いのしし君は何十年前、川端さんの原作を2~3回は読んでいるはずです。
映画の途中で思い出しました。
映画上映は、45名定員ですが、20名弱と少しさみしい気がしました。
が、
上映前に突如、
池田さんの生涯のパートナー「佐藤陽子」さんが映画を鑑賞する為
来場し、いのしし君のすぐ傍で鑑賞していました。
映画の中で、
池田さんは、「美しさと哀しみと」を描いています
・・・「音子」が制作中の絵です。
今回のいわきの展示会で映画以外のところでは、初公開になるそうです。
幻の作品でした。
「佐藤さん」も熱心にご覧になっていたようです。
いのしし君は、
明日、美術館でこれらの作品を配偶者とともにじっくり観るつもりです。
「佐藤陽子 トーク&ミニコンサート」にも参加予定ですので、
この偶然は喜ばしかったです。
偶然の一日でした!!
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