白い椿は少なく清楚な感じがしますね。
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- 1つの政権で270年あまり続いた、世界に例のない時代で
- エコの循環社会の先鞭を世界に先駆けて作りました。
そうしたことで、山名先生にお願いしまして、
江戸庶民についてや文化の話を、
史料を基にして数回講義していただくということで
今回から数回江戸時代を勉強します。
今日は、上記の史料を基に勉強しました。
「寛政十一年農家年中行事」・・・・・長谷川 安道著
いわき史料集成 第一冊より
今日は、「序」と「農家年中行事」の初めまで勉強しました。
- 「農家年中行事」については
(1)の佐藤孝徳先生の解説を読んでください。
- 下記に(2)の現代文の要約をまとめてみます
・・・正確さに欠けますが。(又、現代では使われてない言葉があります。)
※
序より
農家の善い道、悪い道があり、迷うことがある。
善道を嫌い、悪を好むものがある。
悪い道に迷わず、善道に行くようにこの本を書く。
百姓と申すは、10人のうち9人は、文盲だ。
10人に1人は、賢い人もある。
私の智恵ではなく、天に従い授くる智恵である。
百姓たりといえども、まったく文盲であっては、郷村(村々のくらし)をやっては行けず、
天道のなすところだ。
天道とは、衆生を助けてくれる約束があるから、10名のうち1名は、智恵に明るい人を生んでくれる。
愚智文盲の人を導いてくれる。
しからば、智者は、愚者を導き事を大事にしなければいけない。
しかるに、利口発明の人が、その道理を取り違えて馬鹿にしてだまして財宝を奪ったり
悪道になったりする事がある。
田畑、屋敷、住環の境、杭、木を掘りぬいたり、
地迫り(じせぶり)=(だますこと)をやる者は、天罰が下る。
人を導くことに授かっている者と盗みをする者とは、雲泥の差があるのである。
天より授けられた智恵をねたみ、愚者をリーダーにするとは、
すなわち、郷村をだめにしてしまい 村を困らせてしまう。
これも天の憎しみ。
天は、愚者を導き、愚者はあくなる故に智者を憎む。
かまうことはない。
愚者を恵むは、天の道にかない、長たる者の心構えが大切ことだと。
本文の初めまで。
正月、早く起きて、早風呂を入り、若水を汲む。
付け火をもやし、鏡餅をそなえて拝む。
次にお茶を入れ、先祖の家の定めにより、あぶり餅(餅を焼く)、干し柿をおやつにしてお茶をいただく。
冬ねぎの皿おき、きざみ葉、さといも、焼き豆腐、花かつお、の掛け塩がめでたい、お節料理だ。
穣葉、ウラシロ、炭、、昆布、栗、かや、みかん、いせえび、蓬莱を飾り、客に出す。
これを菓子台という。
台所には、塩かつお、秋あじ、平目、カレイ、にわとり、はと、昆布などを台所に飾る。
分相応に祝えばよいと。
こんな感じで、行事が書かれていることに
感動しました。
こうした記録が残って、今読めるとは。
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